釣りぶらぶら 2017 9回目 4/21~22 & プチ断食にチャレンジ
突然ですが、近頃わたしは食生活の乱れと運動不足からメタボ気味になってしまいまして・・・・・
特に釣りの際はコンビニやファストフードなどの油っこい食べものや高カロリーの食事を摂ってしまい睡眠もほとんどとらないため体内時計も狂ってしまうようです。
そこで以前体調を悪くしたときに勧められた断食を、この際にやってみようと思いました。断食といっても24時間固形物を食べないだけで水分はいくらでも摂っていいというプチ断食と呼ばれるものです。要は腸内の活動をリセットすることが目的です。
果たして24時間我慢して成果は出るのでしょうか?
金曜の昼食後から始めました
そして夜からは先週に引き続きの釣行です。今回こそアオリイカを釣るべく牛深へ
その前に、竿が折れてしまったN氏の餌木竿を購入するため釣具店へ向かいました。
目当ての物が、先週下見に来た時よりも安くなっていて即買いしていました。それでもわたしの竿の2倍ほどの金額です・・・・恐るべし
竿を新調して興奮気味のN氏は珍しく浮かれ気味で、普段とは違うルートでしたが何度も道に迷ってしまい先が思いやられます・・・
出発から5時間後の午前1時に目的地に到着。まずは様子見のためアジを狙ってみます
魚の活発な気配はあるものの釣れるのはネンブツダイばかり・・・アジの姿も見えますが釣れません イカも狙いましたが4時すぎまで粘ってもここでは全く釣れませんでした。
朝まづめのイカ狙いの釣り場へ移動・そして仮眠
朝6時、目が覚めるとN氏は先に釣り始めていました。大物イカと引き換えに悲劇が起きたあの場所です。
潮は若潮であまり期待できませんが、わたしもイカ釣りを頑張ってみます
少し体がフラフラするので、前日に買い込んだプチ断食用の野菜・トマト・フルーツなどのジュース、豆乳、ヨーグルト、プリン(これはアウトかもしれませんが?)をいただくと体に染み入る感じです。ビールと酎ハイも用意していましたがこれは我慢して手を出しませんでした。
あと6時間の辛抱・・・
朝日が昇り、気持ち良い景色を眺めながら餌木を投げ続けますが何も起きません・・・・
半信半疑のまま動画で見た基本動作をくり返しやってみます
N氏、まだ釣果は出ていませんが、新しい竿の使い心地は良好で高価な買い物も納得の様子です。
開始一時間、もうあきらめようかと思いましたが、これも精神修養のための修行だと言い聞かせてもう少し頑張ってみました。
基本動作を思い返し、投じた餌木の動きをイメージしながら軽くしゃくりを入れたあと、一定のカウントを取って沈めます。
これを2回繰り返したあとでした、しゃくった時にこれまで藻などに掛かった時とは明らかに違う重量感のあるアタリ・・・
起こした竿がグ~ンと曲がってリールを巻き上げてもジ~ジ~と糸が出ていき相手が抵抗します。
やっと本命のアオリイカか? この様子に気付いたN氏もやったな!と言いながら駆けつけて見守っています
しばしの格闘のあと10メートルほど先で海面に浮きあがった黒い姿が見えました。まずまずの大きさです
そして、ここからが緊張の取込みです・・・N氏にどうすればいいか尋ね、ゆっくり波の動きに乗せて磯に寄せると、先端まで降りてアシストしてくれましたが、大量のイカ墨を浴びてしまいました。身を挺して餌木を掴んで引きあげてくれました
こうしてどうにかアオリイカを初めて餌木で釣ることができました。
N氏のビッグなイカには全く及びませんが、初めてにしては上出来だと労ってくれました
使ったのは、あの初心者でも簡単に釣れるという謳い文句の餌木ですが、釣れるまでは決して簡単ではありませんでした・・・・N氏曰く「イカが居れば釣れる・居ないから釣れない」 だそうです
まあとにかくやっと1パイ釣れてひと安心です
うれしさの余り、写真をたくさん撮りました くどくてすみません
締めたら透明になります シュールな画です
N氏もやる気が出たのか黙々と投げ続けます
わたしは安心して他の魚を岩場で狙ってみました。飽きっぽい性格なんです・・・
餌木釣りはわたしには向いていないことはわかっているのですが、やはり同行している限りはお互いある程度歩調を合わせないとやっていけません。N氏も深夜のアジ釣りに関してはわたしの意向を優先してくれて合わせているようですから
その後は結局二人とも何も釣れず・・・・N氏の竿は試運転ということで
まあ、いい竿を手に入れることができて良かったんじゃないでしょうか?
快晴の海を眺めながら、正午前に帰途につきました。
そして、間もなく24時間のプチ断食の終わりを迎えましたがまだまだいけそうです。途中、物産館に立ち寄りましたが、体がフワフワとして抜け殻のような感じで歩くのがやっとで力が入りません。体温も下がっているようで手足は冷たくなっています。久しぶりの食事はきっと感動的な味がするんだろうな~と考えたりしていると何を食べたらいいのかわからなくなり、時間は過ぎてゆきました。
結局30時間の夕方6時まで延長となり当初の目標を超えました。
体重を測ってみるとマイナス1.2キロ いつも釣りの後は1~2キロ増えて帰ってくるのでかなりの違いです。
こちらはどうでしょう?
700グラムはあるだろうと思っていたイカの検量は584グラム ・・・
N氏の1.8キロや本渡のMさんの2キロ越えがいかに大物だったか・・・あらためてわかりました。
アオリイカを捌いて好み焼きを作りました
久々に口にした食べ物も、味はいつもと何ら変わりはありませんでしたが、ビールののどごしだけは格別でした!
刺身は一日ねかせておきました 柔らかさと旨味が増します
盛り付けたこの器
表にイカの足の部分がデザインされています
五和町鬼池の光窯でずいぶん前に手に入れたもので、うちの器の大半はこちらの窯元のものです
器の裏側は
胴体の先端部分が描かれています スルメイカでしょうか?
わたしのお気に入りの窯元ですが最近は海外で陶芸の技術などを指導なさっているらしくご無沙汰しております
毎年、ゴールデンウイークには伺っていたのですが・・・・
どの作品も、土本来の持つ風合いと特徴を生かし素朴ながら力強く、そして遊び心と洒落を効かせたデザインに惹きつけられます
これを見た息子が自分の茶碗にもイカが描いてあるよと
完全に忘れていました
そういえば同じイカシリーズのデザインだったことを・・・・他にもエビやカニのデザインの物もありました
連休が近づいておりますが、久しぶりに窯元めぐりでもやってみたいと思います。
刺身を取った残りはまた天ぷらでいただきました 釣れてくれて本当に感謝です。
苦悩の末に、これほどの喜びを味わえるからこそ釣りはやめられないんでしょうね。