釣りぶらぶら 2017 12回目 5/20
前回の屈辱のボウズ釣行から一週間
2回連続でイカが釣れず辛い日々を過ごしました
本を読んで勉強もしたし、動画ももたくさん見ました
釣れなくても楽しかったはずの釣りが、これほどまでに苦悩とストレスを感じることになるとは・・・・
イカ釣りを始めたばっかりに地獄に足を踏み入れたようです
とにかく1パイだけで充分です。大小は問いません そしてイカ釣りから早いところ足を洗わせてもらいたい。どうか神様、釣らせて下さい!と祈りながら、この辛い状況を打破すべく行って参りました
N氏は上半期最後の釣行で、頼れる助っ人も今回を逃せばしばらくは同行できません。
都合によりいつもより遅い朝6時より出発し、釣り場の牛深に着いたのは10時。今日は夕方までの短期戦です。
いつもは必ず釣り人がいる一級ポイントも今日はがら空きです。それもそのはず、条件が悪い長潮で釣れないからでしょう・・・
最高の天気に恵まれましたが・・・・
何の反応もなく一時間で移動
こちらも誰もいない・・・やはり釣れない日なのか?
初めて餌木でアオリイカを釣った場所で・・・あの初心者向けの餌木は前回すべてロストし、釣具店でも品切れしていました。 N氏曰く「邪道エギ」を頼ることができず釣れる可能性はさらに低くなりそうです。
正午までやってまた移動
すぐそばに鹿児島が見える浅瀬へ
景色は最高なのですが根掛かりばかり
大橋の近くへ移動し14時半までやりましたが、もう牛深はあきらめました
今度は西海岸 下田へ
黙々とキャストしては餌木をしゃくり上げて沈めます
この沈むタイミングでイカが寄ってきて餌木に抱きつくらしいのですが
16時 何も起きぬまままた移動します
夕方になり西海岸の堤防にはちらほらと釣り人がいるようです
ここを最後の釣り場と決めました。
しかし普段ここはキス釣りのポイントとしているところです
N氏はイカをあきらめボウズ逃れでキス釣りをはじめました
わたしはどうしてもイカを釣らねばとがんばりましたが
あたるのは藻ばかり・・・
しばらくするとN氏が20センチ越えのキスを連続で釣り、わたしの心も揺らぎます
浮気して何度か投げてみましたがアタリを合わせ損ねキスすら釣れず・・・
それからは二人ともアタリさえ無くなり沈黙が続きます
わたしは置き竿にして再びイカを狙いましたが、タイムリミットが近づきます
藻~~ やめてーーーーー
今日も何百投したことか・・・? 完投負けは目前、これで3タテだ。
終わりが近づいた、日没間際の7時前
違和感を感じて、また藻かと何気なく合わせを入れてみると
ギュ~~~んとラインが走りました
これはまさしくイカのアタリ! 前回の失敗と同じ轍を踏むわけにはいきません。
チリチリとドラグを鳴らしたまま巻き続けますが距離は縮まらず ドラグは緩々のまま我慢します
しばらくして抵抗が止んだところで竿を立てて巻いていくと、ちぎれて浮かんだ藻をかき分けてやっと海面に浮かび上がってきました!それほど大きくないのか重量感はありません
堤防の階段まで慎重に引っ張って
N氏にアシストをお願いします
アオリイカでした 神様、ありがとうございます
やっと釣れてくれました!
苦悩の末の釣果、これ程嬉しかったことはありません。 恥ずかしながら込み上げてくるものがあり涙しそうになりました。
しばらく放心状態でイカを眺めていると
N氏が秤を持ってきてくれました
餌木の重さを引いて913グラム 上出来です。
清々しい夕焼け空を見ながら安堵感に包まれました
これにてわたしのイカ釣り奮闘記は成就しました
もうあの苦しみは味わいたくないので釣り逃げです。
翌日、イカ料理を堪能しました
白子の煮付
イカ刺し
久々に日本酒からいただきます
蔵元で大吟醸酒の酒粕をいただいたので冷やし甘酒を作ってみました
上品なすっきりとした甘さで夏にはちょうどいいです
これで体調も回復しそうです
ゲソのガーリックバター焼き
天ぷら
イカのチリソース
釣りにも食にも満足し、イカ地獄を脱してやっと平静をとりもどしたわたしです。
初心に戻って、のんびりと川釣りもやってみようかと考えています。