釣りぶらぶら 2017 26回目 11/10~11
前回の釣行で本命を釣ることができなかったため、再びやってきました
あれからカワハギを釣るための準備と下調べを入念に行い,いざ実戦です
夜間に出発予定ですがあいにく雨の予報。 道中はほとんど降りませんでしたが、天草に入ると路面に水たまりができていたのでかなりの降雨があったと思われます。
同行のN氏、イカは雨が降ると釣れないらしく諦めモードです。
今回は明け方から上島南東岸をめぐり昼までにカワハギを釣るのが目標です。いつも深夜に張り切り過ぎて肝心の朝まづめを逃してしまうので、夜間は程々にして仮眠をとるつもりですがどうなるでしょうか?
昨年の同時期に中アジが釣れた下島の港で釣り始めました
一年ぶりの再会。この鳥が来ると釣れるはずですが・・・
なかなかアジは釣れず・・・・外道ばかり
深夜1時すぎ
ここに見切りを付け近くへ移動します
わたしは朝に備えて休もうと思いましたが様子を見に行くと魚がバシャバシャと活性があるようでもう少し粘ってみることにしました
わたしは何も掛からず、午前3時半に諦めて仮眠に向かいました
それから30分も経たないうちに「やられた~」と言ってN氏が戻ってきました。何やら大変そうなので起きてみると顔から上半身が墨だらけ!3投連続で良型のアオリイカを釣って最後のイカを取込む際に「お墨付き」をいただいたそうです。
あまりの爆釣ぶりに俺でも釣れるかな?と聞くと釣れると思うよと言うので再び起きてやってみました。
2投しましたが反応はなし・・・N氏が夜光の餌木を使っていると言うのでわたしも便乗してみました。
それからまた2投目 N氏がラインを良く見ておけとアドバイスしてくれたのでジッと見ているとラインが急にたるんだのでおかしいな?と思い合わせを入れると手ごたえが!
ギュ~ンとラインが出てドラグが鳴りました。
久々のイカの引きを味わいながら堤防をぐるりと回って階段まで寄せて取り込みました
500グラム弱のアオリイカでした
N氏もわたしを起こした手前、釣れてよかったと安心したようです。
わたしはもう満足で今度こそ休もうと5時頃切り上げました。
N氏は結局一睡もせず6時まで釣り続け、最後にこの日一番大きなアオリイカを釣り、リリースも含めて合計9ハイのイカを釣りました。
眠気で起きることができず車に揺られながら到着したのは前回本渡Mさんが日没寸前にカワハギを釣った港。
6時半釣り再開
今回、密かに集魚効果を高めるための小道具を準備しておりました
子供部屋をあさり使えそうなものを発見、集魚プレートを作りました。いい仕事してくれそうです
娘が買ってきた夜店の飲み物に付いていたフラッシュライトをいただき、
わたしからカワハギさんへの「メッセージ in ア・小瓶」
おもりを付けて沈めますが集魚効果は不明
アサリのむき身とタコの足もエサ持ちがいいように天日干し、隠し味に味の素をふりかけています
N氏によると、以前、釣りイカダでチヌ釣りにハマっていた頃はカワハギが掛かると外道扱いで捨てていたらしいのです。
そんな外道釣りはやりたくないN氏にもがんばってもらいます
N氏、一投目でウマヅラハギを釣り簡単じゃんと言ってます。
カワハギ釣りに全く興味がないそうですがキモを食べるのは大好きのようで、釣ったら食べれるよと発破をかけておきました
今回もまた得体の知れないものが釣れました。見るだけで足がすくみますが針を飲み込んでおり難儀しました。
そしてこの後、二人ともフグの猛攻に遭い退散。
倉岳方面の港へ
「さとうさん」改め「クロイシモチ」 Y店長に教えていただきました。
この魚に会うとなんとなく温かい気持ちになります。
その訳に興味がある方は「ダーツの旅 ソルティーシュガー」で動画検索してください。
ここもカワハギはいないようで、慣れない上島の沿岸沿いの港をくまなく見て回りました。
そして辿り着いたのはここ。
N氏とうとうダウンでわたし一人でやってきました。人も多い初めての堤防はアウェイな感じがして落ち着きません。
ひっそりと空いているところで始めましたがしばらく沈黙が続きます・・・・
そんな中、ひときわ賑やかな一家が3世代で釣りを楽しんでおられます。
様子を、見ているとどこかで見覚えのある少年が・・・
そういえば先月、祖母の葬儀に来ていた子に似ている。人懐っこく、ひょうきんですぐに打ち解けてくれたので式の合間にずっと遊んでいたあの子に違いない・・・・名前を呼ばれているのを聞いて確信しました。 手招きして偏光メガネを外すと気付いてくれました。
誰だかわかる?と聞くと 呼び捨てでしたが名前を覚えていました。
こんなところで親戚にばったり出会うとは本当に奇遇です。
お父さんが釣ったクロを見せに来てくれました。
ご家族に手作りのお弁当などもいただきありがとうございました。
おかげでアウェイ感は払拭されましたがカワハギ狙いと言ってしまったので釣らないと変に気を遣わせてしまうかもと・・・そっちのプレッシャーがかかりました。
2時間ほど経過してもハゼやガラカブ、コダイなどの外道がぽつぽつ掛かるだけ・・・・お昼が近づきそろそろ場所を変えようかなと思った時、隣の御方の竿がグーッと曲がって良型のカワハギが上がりました。 スカリをみるとすでに3匹釣っておられ、条件反射でしょうか?ゴクッと唾を飲み込んでしまいました。
すごいですねーと言うとやっとアタリが出だしたからこれから釣れると思いますよと・・・そしてエサ付けは一番下の針だけでいいと
なんと心優しい御方でしょう。すぐに移動させようとしていたカートを元に戻しました。
そして、やっと潮が動き出したとおっしゃっていた親戚のおじい様にもカワハギが掛かって時合が来たようです。
再開して数投目、小さなアタリに合わせを入れるとギューっと横にラインが走りました
かなり強い引きです。久しぶりの手ごたえを楽しみながら
どうか本命でありますように!
釣れたのは・・・・
やりました! 本カワハギ
予想以上にいい型です
キモもしっかり入っているようでひと安心
少年も一緒になって喜んでくれました。
それからN氏がのっそり起きて来て参戦
これまた良型の本カワハギを釣りました
正午前、なんとか恰好が付いたところで先に失礼し、満潮前に今回の本命ポイントである東岸の島を目指します
強風のため風裏になる場所を見つけて島内を巡りました。
この頃、本渡Mさんから連絡があり近くの釣り場で良型のカワハギを2匹釣ったとのこと。お誘いをいただきましたがもう一度引き返す気力がなく島に残ることにしました。
あちこち見て周りましたが結局、一度は無理だろうとあきらめた、魚っ気も何もない穏やかな島内の港へ戻りここで最後までやることにしました
N氏は再びお昼寝タイム
岸壁で撒き餌をしているとだんだん小魚が集まってきました しばらく魚にエサをあげているだけです。
30分程待っていると、魚の集団の中にカワハギを発見!
俄然やる気がみなぎります。
しかし、エサを見切られているようで全く反応なし。
餌をアサリからゴカイへ変えてみると
数投目でゴッツと強いアタリと共に釣れました
ずっと味わっていたいこの満足感 しばし余韻に浸ります。
今回、手作りしたブルー隊員の集魚板がいい仕事をやってくれました
カワハギは一匹しかいなかったようで、その後は型のいいアジなどが回遊してきました
N氏も起きて一緒にサビキ釣りに興じました
気が付くと釣り人がどんどん増えていて岸壁は満員になりました。
撒き餌で魚ばかりでなく、人も呼び寄せてしまったようです。
日差しが柔らかくなった4時頃納竿。
一日釣りを楽しんで満足し釣り場を後にしました。
天草五橋を渡り、しばらくして普賢岳が見えなくなる頃、充実感に包まれて眠ってしまいました。最後まで運転させてすみませんN氏
今回の本命たち。釣れてくれてありがとう
おかげで美味しい肝醤油和えの刺身を存分に味わうことができました
口の中に広がるとるけるような旨味 たまりません
ウマヅラハギとあらは煮つけに
捌いてみるとウマヅラハギにはほとんど肝が入っていませんでした
そしてこれらの肴のお伴となりさらに美味しさを際立たせてくれたのがこちらの銘酒
酒にも詳しいY店長からいただきました。いつもありがとうございます。
おすすめのロックでいただきましたが、米焼酎ながら芳醇な甘い香りの口当たりのあとにピリッとパンチが効いた切れ味の良さは大吟醸酒をいただいているかのような気品ある味わいを感じます。
この一杯をじっくり味わいながら今回の釣行を振り返りました。
そして飲み干したところでノックダウン
そのままいい夢を見させていただきました・・・・
翌日、アジを丸干しに
焼いてみるととアユの塩焼きのようなさっぱりとした味でした
イカゲソとエンペラは天ぷらに
また今日も残った肝醤油で
アオリイカの美味しさを引き立てます
しかし、一日経つと少し生臭さがあります。やはり釣ったその日のみに食べるべきです。
肝を食べた次の日にからだ中からキモのにおいがするのはわたしだけでしょうか?
わたしのキモい日記に最後までお付き合いいただきありがとうございます。